Reality~偽りの歌姫~《完》
(ばち)が当たったんだろうね……
いい加減なことばっかやってるからさ」



自分の子どもでない以上、口出しする権利はないが……

ジュリアは、俺に助けを求めに来たのだろうか。



「ジュリは……どうするつもりなのか?」



しばらく沈黙が続いた後、ジュリアは自分に言い聞かせるようにつぶやいた。



「父親が誰かはわかんないけど……私の子どもなのは間違いないんだ」
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