Reality~偽りの歌姫~《完》
「遼さん、聞いてください。
さっき、変な記者が麗さんに……」

俺の姿を確認すると、新人の舞という子が立ち上がった。

かなり動揺した様子で、早口で話している。



その子は俺のほうへ歩き出そうとしたが、突然立ち止まり振り返った。



「どうかしたのか?」
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