Reality~偽りの歌姫~《完》
「Streamのことは、メンバーで話し合って決めます。あなたに指図される覚えはない」

俺は、あの女の前まで歩み寄った。



「事実が明るみにでるのは時間の問題よ。その時、世間の冷たい目にさらされるのは誰かしら?」

桜井は椅子から立ち上がり、眼鏡をはずした。



「あなたの大切な麗ちゃんじゃなくて?」

女社長の口元は、勝ち誇ったように笑っていた。
< 247 / 271 >

この作品をシェア

pagetop