Reality~偽りの歌姫~《完》
「俺たちは、あんたの操り人形じゃない」

そう言い終えると、麗のほうに視線を向ける。

俺の視線を受けて、麗は小さくうなずいた。



「これからのことは、自分たちで決めさせて下さい」

麗は、まっすぐ桜井を見て言い放った。

「これ以上、お話することはありません」
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