Reality~偽りの歌姫~《完》
「お前……女らしい格好してみたいと思ったことないのか?」

突然の問いかけにキョトンとする麗。



「俺には似合わない……そんなの」

麗は、ベッドの上で雑誌を開いている。

俺の部屋にある雑誌を読むのは自由だが……

車の雑誌など読んでて楽しいのだろうか。

こいつは、趣味まで男に染まってしまったらしい。



その姿を見て、思わず笑ってしまった。
< 260 / 271 >

この作品をシェア

pagetop