Reality~偽りの歌姫~《完》
「今日、何が起きたとしても……お前の責任じゃない。俺達全員の責任だ」

麗は泣きそうな顔で俺を見上げた。

「遼……」



「そんな顔するな」

人に見られないように、こっそり麗の手を握りしめた。

「お前なら大丈夫だから」
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