Reality~偽りの歌姫~《完》
俺が運転する車で会場へ向かう。

麗の機嫌が治る気配はなく、車の中でもムスッとしたままだ。

俺達の会話に加わらずに、ヘッドホンをつけてずっと窓の外を眺めている。

このテンションのままステージに立つほど麗は子供じゃないと信じたい。



音楽性の違いとやらでもめるグループは多いが……

Streamが抱える問題は、もっと低レベルだ。
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