もののけ姫に愛されて。。―番外編―
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放課後…になり。。

美結の風邪は、時間をおう事に酷くなってきていた…

「…う~っ!」

美結は、相変わらず…この寒空の日も…、瑠奈の部活練習に乗じて…律の部活見学に行こうとしていた…

が、体調の悪さ…が、ピークになり…とても、立っていられるような状態ではなかった…

目は虚ろ…、頭はフラフラ…、立っているのがやっとだ…

「三枝、今日、部活、休みらしいよ。インフルとか、風邪、流行ってるから…」

その背後から聞こえた…聞き覚えのある声に…、ようやく…その声がした方を振り返る…

「お前、顔色ひどくない?」

と、その人物は、頬や鼻先が赤い美結の顔をのぞき込む…

「…え…? さ…西園寺くん! だ…大丈夫っ!」
《…じゃない…かも…?

顔…、近い~…っ!》


その目の前に、急に現れた律…。。それだけでも、動揺してしまっていたが…

律のその言葉に、美結は、何とか苦笑いを浮かべた…

「お前、病院行け! いま、インフル流行ってるから…
早めに行って、帰って寝ろよ。」

そぅ、言うと…。。美結の額に手を置いた…

「…熱、あるんじゃない?」

いきなり…の、出来事に、美結は、心臓が止まるほど…の衝撃を受けた…

一瞬…にして、後ろに後ずさった美結…

「あるよ。これ…。。お前、帰れる?」

「だ! 大丈夫だから…っ! ほんとに。。」
《…う~…っ! 優しい…

でも、こんな酷い顔の時に近づかないで~…ッ!!》

美結は、さっ…と、踵を返す…と、昇降口の方へと向かっていった…


美結は、学校からの帰り道…、瑠奈に【先に帰ってる】と、風邪気味であることをLINEした…

そのすぐ後に瑠奈から返信が来ていた…先ほど、律から具合が悪そうだったと聞いた…、大丈夫?という内容だった…。。【大丈夫】と、返信し、そのまま家に帰ることにした…

帰路につき、すぐに自室で横になった美結…


「……っ」

思い浮かぶのは…、自分の額に触れた律の手…

大きく…、ため息をついた…

「……っ」
《なんで…、優しいの…?

こんなこと、されると…

気持ち…、抑えられなくて…、ツラい…ょ…

なんとも思ってないなら…、優しくなんてしないで…っ》


そのまま…、意識が遠のき…眠ってしまっていた…
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