もののけ姫に愛されて。。―番外編―
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その翌日…、美結は病院に行き…

「やだ~! インフルだって…。もぅ、しんどいの~っ! 1週間停止だって…、外も出れないのよ…っ」

と、その日の夕方。。
家でおとなしく…しているワケではなく、熱はあるものの…薬の影響からか、気分は回復していた…

美結は、心配してくれていた瑠奈に、電話でそのことを伝えた…

『アンタ、元気そうね?』

「…なこと、ないよ。頭はフラフラだし…、咳は出るし…ご飯、食べれないもん…。
なのに、お母さん帰ってくるまで1人だから~…」

美結は、昨日と打って変わって…とりあえず、元気になっているようだった…

『とりあえず、寝てな…っ!
とりあえず、武装してから食べれそうなの持ってくから
あ! それと…アンタさ~!』

と、電話口の瑠奈は、呑気な美結に少々イラつきながら、そう言った…

『西園寺くん、心配してたから…あとで、お礼言いなよ?』

「…え?」

その名に、美結の心臓はドキ…とした…

『もぅ、付き合えば? 意外と、上手くいくかもよ?
美結のこと、心配してくれてたもの…』

「…瑠奈ちゃん…」
《でも…、そんなこと、怖くて…

出来ないょ…》


その後、しばらくし…瑠奈が武装し、やって来た…

食べれそうなゼリーやスポーツ飲料や桃の缶詰を頼み、買ってきてくれていた…

「瑠奈ちゃん、ありがとう~…」

と、玄関のドアを開けようとした瞬間…

「開けなくていいっ!」

そぅ、玄関のドア…20cmで止められ…。。

「感染されたくない…っ! はい、受け取って!」

「酷い。。瑠奈ちゃん…」

その、ドアの隙間から手を伸ばし、袋を受け取る…

その袋を受け取り…、頼んでいた物以外の物が入っていたことに気がついた…

「のど飴…?」

「あー、それ、西園寺くんからね!
今日、美結のとこ行くって言ったら…それを持ってけって…」

「…そぅなんだ…、」
《フルーツののど飴…、

ほんと、よく見てるな…あたしの好きなの…。。良く知ってる…》

美結は、自然に笑顔になっていった…

「……」
《やだ、嬉しい…っ!》








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