もののけ姫に愛されて。。―番外編―
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数日後。。4人で行った遊園地デート…

美結と律の関係が、一変する出来事が起こったのは…、間違いないのだが…


宮殿のような部屋に入った後…、それまでも優しかった律が…なおも美結に優しく接するようになった。。

それは、まるで…人が変わったかのように…


「……っ」
《何が、あったのか…?

思い出せない…、まったく…

あたし、あの宮殿で、シャンデリアが落ちてくる…その瞬間まで、覚えていたはずなのに…

何で…―――?》

「何か、あったら…言ってよ」

そぅ、律ほ美結を自宅まで送り届け…言っていた…

不安がよぎる…

あの後、なにがあったの?
気がついた時には、ベンチの上に寝かされていた

記憶が、抜き取られたみたいに…何も、思い出せなかった…。。


美結は、律に心配させないよう…

「…大丈夫…っ! そんな心配しないで…」

「そ、ならいいけど。じゃ、おやすみ」

数日前…と、同じように…律が帰って行くのを見送った…

が、その次の瞬間…、すぐ真後ろで誰かがいるような気配がし、美結は、パッと振り返る…

「……っ」
《なに、いまの…?》

少し…、冷ややかさを感じた…

「……気のせい…?」

そぅ、自分にも言い聞かせるかのように言っていた…、そのままなにごともなかったかのように家の中に入っていく…

【ふふ…、本当に…彼女に似てる…

私から、何もかも…奪った…彼女に。。】


その日から…

美結の夢の中に…、ある女性が出てくるようになった…

紅いドレスを身に着けた…、銀色の背中までの長い髪に、琥珀色の瞳…

彼女は、繰り返し言う…【貴女が、私から…何もかも奪った】と。。

寝ても…、醒めても…、繰り返し言われる…その言葉に…涙が頬を伝う…


2日経った頃には…、眠ってしまえば…彼女が現れることから、なるべく眠らないように…と、意識を保つようになっていた…

それでも…、その声は頭の奥深くに響いている…


彼女の声が聞こえるようになって…4日が過ぎた頃。。
夢の中に、ある男性が現れるようになった…

それは…、

《西園寺くん…っ!》

彼は、今までみたことのないような姿形をしていた…昔、ヨーロッパやフランスの国王ざ身に着けていたような豪華な衣装を身にまとっていた…
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