もののけ姫に愛されて。。―番外編―
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―卒業式―
「美結っ! 写真撮ろっ!」
卒業式を終えた美結は、会場から出るなり…瑠奈や他の女子生徒に取り囲まれ…、満面の笑顔で写真に収まった…
「瑠奈ちゃん! 凄いねっ! 花束やプレゼント、いっぱい~!」
瑠奈は、両手に花束や紙袋にプレゼントの山…を抱えていた。。
「部活の後輩から~!
ほら、あっちもよ…」
と、瑠奈が指さした先には、律が後輩の女子生徒から何かプレゼントを受け取っていた…
「……」
《相変わらず…、モテるな…っ。。
西園寺くん…
もぅ、あたしが入る隙間、ないみたぃ…》
そぅ、一瞬、沈んだ表情をした美結に、瑠奈は美結の耳元に小声で…
「海外行くの…、話したの?」
瑠奈に聞かれ…、美結は、首を左右に振る…
「良いの? ホントに?」
そぅ、真摯な眼差しに…今更、まだ好きだ…とは、言い出せない…
美結は、微かな笑みを浮かべながら…
「いいの! もぅ、終わったことだし。海外で、金髪イケメンの彼を見つける!」
そぅ、笑顔を向ける美結に…、瑠奈はため息を1つつき…
「っそ! なら、もぅ言わない。
いいわよね? ウチ、看護大学だから…女子率高いゎ…」
「瑠奈ちゃん、女子にモテるだろうね!」
と、ふふ…っと笑いだしている美結に…
「女子にモテてもね~?」
美結は、先ほど、瑠奈が指さした先に視線を向ける…律が先ほどの女子生徒と話をしている…
「……」
《…これで、全て…終わり…
もぅ…、会うこともない…
それでも…、あなたには、幸せになって…、生きていて欲しい…
それが、あたしの願いだから…》
美結は、さっと踵を返し…瑠奈たちの元へかけて行く…。。
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *
「美結が一緒に行くって、言ってくれて良かったゎ~」
美結の母親・美咲は、初めての海外生活…以前に比べ、娘の美結と共にいたがる…
「周り…、外人さんばっかり! もぅ、この年で海外生活になるなんて…」
と、ため息ばかりつく…
そうは言っても…、何処か笑顔が絶えない。。やはり、嬉しそうだ。
荷解きをしている手も…、いつの間にか止まってしまっている…
「あたし、行ってみたいとこあったんだ~!!」
と、美結も荷解きの手を止め、母に旅行ガイドを見せる。
「…【最後の審判】?
イタリアじゃないの? ここからだって遠いわよ?」
「落ち着いたら、行こうかと思って…」
《実は、あの後から…
西園寺くんの昔の恋人? 奥さんだった彼女は、あたしの中にいる…
彼女も、【行きたい!】と、言ってるんだ…
イタリアの教会にある…【最後の審判】…》
美結たちがイギリスに渡り…1週間近く経つ…、宅配便で送ってもらった荷物が先日届き…、本格的に日常生活を始めるための準備をしている所だった…
―卒業式―
「美結っ! 写真撮ろっ!」
卒業式を終えた美結は、会場から出るなり…瑠奈や他の女子生徒に取り囲まれ…、満面の笑顔で写真に収まった…
「瑠奈ちゃん! 凄いねっ! 花束やプレゼント、いっぱい~!」
瑠奈は、両手に花束や紙袋にプレゼントの山…を抱えていた。。
「部活の後輩から~!
ほら、あっちもよ…」
と、瑠奈が指さした先には、律が後輩の女子生徒から何かプレゼントを受け取っていた…
「……」
《相変わらず…、モテるな…っ。。
西園寺くん…
もぅ、あたしが入る隙間、ないみたぃ…》
そぅ、一瞬、沈んだ表情をした美結に、瑠奈は美結の耳元に小声で…
「海外行くの…、話したの?」
瑠奈に聞かれ…、美結は、首を左右に振る…
「良いの? ホントに?」
そぅ、真摯な眼差しに…今更、まだ好きだ…とは、言い出せない…
美結は、微かな笑みを浮かべながら…
「いいの! もぅ、終わったことだし。海外で、金髪イケメンの彼を見つける!」
そぅ、笑顔を向ける美結に…、瑠奈はため息を1つつき…
「っそ! なら、もぅ言わない。
いいわよね? ウチ、看護大学だから…女子率高いゎ…」
「瑠奈ちゃん、女子にモテるだろうね!」
と、ふふ…っと笑いだしている美結に…
「女子にモテてもね~?」
美結は、先ほど、瑠奈が指さした先に視線を向ける…律が先ほどの女子生徒と話をしている…
「……」
《…これで、全て…終わり…
もぅ…、会うこともない…
それでも…、あなたには、幸せになって…、生きていて欲しい…
それが、あたしの願いだから…》
美結は、さっと踵を返し…瑠奈たちの元へかけて行く…。。
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「美結が一緒に行くって、言ってくれて良かったゎ~」
美結の母親・美咲は、初めての海外生活…以前に比べ、娘の美結と共にいたがる…
「周り…、外人さんばっかり! もぅ、この年で海外生活になるなんて…」
と、ため息ばかりつく…
そうは言っても…、何処か笑顔が絶えない。。やはり、嬉しそうだ。
荷解きをしている手も…、いつの間にか止まってしまっている…
「あたし、行ってみたいとこあったんだ~!!」
と、美結も荷解きの手を止め、母に旅行ガイドを見せる。
「…【最後の審判】?
イタリアじゃないの? ここからだって遠いわよ?」
「落ち着いたら、行こうかと思って…」
《実は、あの後から…
西園寺くんの昔の恋人? 奥さんだった彼女は、あたしの中にいる…
彼女も、【行きたい!】と、言ってるんだ…
イタリアの教会にある…【最後の審判】…》
美結たちがイギリスに渡り…1週間近く経つ…、宅配便で送ってもらった荷物が先日届き…、本格的に日常生活を始めるための準備をしている所だった…