もののけ姫に愛されて。。―番外編―
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瑠奈に初詣に誘われ…、向かった神社…

あれから、律の連絡先を聞いた…が、行動に移す…のには、時間が経ちすぎていた…

結局、瑠奈が【お節介は最後っ!】と、言いながら…またもや、その機会を与えてくれたのだ…

【アンタはあたしの自慢の友達なんだから。自分に自信を持って! 自立して、しっかり前を見てる…それだけで、ステキなことよ】と。。

美結の成人式に合わせ…、一時帰国している母に気付けて貰い…、お年始とのこともあってか…紅い着物を身につけたまま…神社に向かった…

階段を登り…、その視界の中に入った3人に向かって、手を振る…

懐かしい…、少し大人びた面立ち…

「…久しぶり…」


「うん、…久しぶり…」


そぅ、律から挨拶され…精一杯…笑顔で挨拶を返したでが…、声は震えてないか…笑顔は引きつってないか…不安だった…

それよりも…、このまま、生命が亡くなってしまうのではないか?…不安だった…


律の、その声を聴いた瞬間に…、涙が吹きこぼれそうになった…

「……っ」
《…どうしよう…、

やっぱり…、好きだ…》

瑠奈は、2人だけにしよう…と、悠斗と共に参拝に向かって行った…

「あたし、やっぱり…あなたのことが、大好き」

そぅ、笑顔を向けた…

その次の瞬間…、美結の身体は律に抱きすくめられていた…

懐かしい…温もりに、涙が吹きこぼれそうになる…

「俺も、君が好きだ…。会いたかった…」

その、耳元に聞こえた彼の声に…眠っていた恋の炎が蘇った…

その温もりに触れながら…、涙が頬をつたい落ちた…


自分自身でも、気づかない内に…彼に恋焦がれていたことに…、ようやく気付かされた。。




Fin


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