寄生虫と呪い
玄関に向かったわたしは、おぞましい光景を目にした。
床が、血で真っ赤になっていた。
このドアを壊そうとしたのだろう。
手には傘を持って、死んでいるものもいた。
もっと詳しく現場の様子を見よう、と、1歩踏み出したその時。
ゴリッ!という音が響いた。
足元を見ると…
引きっつた顔の、血塗れの女子生徒の頭が·····

私は、それを踏んでしまったのだ。
「ひっ!?」声にもならない悲鳴をあげ、尻もちをついた。
「風香さーん!」
思い切り叫んだ。
「何ー?舞。なにか見つけた?」
ヒョイと顔を覗かせる風香さん。
しかし、この残酷 極まりない風景を目にし、
「きゃぁぁぁああああぁぁぁ?!」
と、叫んだのだった。



マスコミも、一旦取材を引き上げた。
あれはやばい、

しかし
マスコミの数名が、寄生虫によって破裂した。

寄生虫が
世界中に
解き放たれた。


おわり
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