ただ愛してるだけ
「夕陽!仕事に遅れるわ。」
「待って。律子さん。」
私は手荷物を持って、律子さんが運転する車に乗った。
「今日は、ドラマの撮影ね。どう?順調?」
「順調よ。監督も素晴らしいわ。」
女優という仕事を初めて、14年。
もう中堅に位置する私だけど、まだまだ学ぶ事は沢山ある。
「今度は、映画の話が来るみたいよ。やる?」
「映画?やるわ。」
高校生の時から、役者馬鹿で。
恋愛なんて、そっちのけで演技にはまっていた。
今のマネージャー・野口律子さんと出会ったのも、その頃。
高校の文化祭で演じた、ロミオとジュリエットを見て、律子さんが芸能界に入らないかと、誘ってくれた。
以来、ずっと律子さんと一緒。
3歳年上の律子さんは、公私共に姉と呼べる存在だ。
「待って。律子さん。」
私は手荷物を持って、律子さんが運転する車に乗った。
「今日は、ドラマの撮影ね。どう?順調?」
「順調よ。監督も素晴らしいわ。」
女優という仕事を初めて、14年。
もう中堅に位置する私だけど、まだまだ学ぶ事は沢山ある。
「今度は、映画の話が来るみたいよ。やる?」
「映画?やるわ。」
高校生の時から、役者馬鹿で。
恋愛なんて、そっちのけで演技にはまっていた。
今のマネージャー・野口律子さんと出会ったのも、その頃。
高校の文化祭で演じた、ロミオとジュリエットを見て、律子さんが芸能界に入らないかと、誘ってくれた。
以来、ずっと律子さんと一緒。
3歳年上の律子さんは、公私共に姉と呼べる存在だ。