携帯メールに恋して
時間の流れ、早ければいいというものでもない。

その時空の流れが、人生には大切なのに…

昨今忘れて去られている。大事なもの。

日々の生活の中で忘れ去られていく。悲しいほどに…

春美は、その何かを知りたくなった。

過去と現実の時空の距離感。それは、仁一と元彼の大地と自分と関係がある。

それが、知りたい。大地が中国にいたのに、近くに感じたあの感覚。


「それは、どこでもドアのようなものだ」と、春美は直感で思った。

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