携帯メールに恋して
朗の興味をメールではなく、まず夕飯に向けようと晴美は考えた。

「あきくん、じゃ夕飯食べたらまた、メールしよう」

「うん、今日の夕飯なにかな」

「さぁ、なんでしょう。できるまで待てる人」と晴美がいうと、

「ハイ」と、素直に手をあげるかわいさが朗にはあった。
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