携帯メールに恋して
晴美は、夕飯を食べているときに、

「あきくん、メールを打ちたい気持ちはわかるよ」

「打ちたい。打たせてくれる」と朗は、微笑んだ。

「だけど、これはあきくんのおもちゃじゃないの。ママもまだ使い方を知らないことがあるの」と、

晴美がいうと朗はうなだれてしまった。

< 81 / 118 >

この作品をシェア

pagetop