極上彼氏と癒し系彼女の日常
「そうだな。今年も一緒だな。」


結君は私の頭をなでなでする。
去年は同じクラスだったけど結くんと喋るようになったのは遅かったからもったいなかったなー。

そう考えると今年はいっぱいお話できるのが嬉しい！


「じゃ、クラスにいこーぜ。」


「はい！」


私と結くんは自分のクラスである2-Bに向かう。


クラスの目の前について扉を開けると、


「陽菜ちゃーん。」


教室の方から私を呼ぶ声が聞こえてきた。

声のした方向を見ると、私の親友である神崎有紀(かんざきゆき)ちゃんが私のほうに近づいてきてくれる。


「陽菜ちゃん！また同じクラスだよ！」


「え！ほんとに！？嬉しい！」


有紀ちゃんに私はハグした。


すると、結くんが私の首根っこを掴んで有紀ちゃんと引き離した。


「結くん、なんで引き離すんですかー。」


「陽菜ちゃん、一条君は嫉妬してるのよ。」


「え、なんでですか？？？」

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