星と太陽に魔法の歌を
俺は眩しい光が目に入り、ゆっくりと目を開けた。見慣れた天井が目に入る。俺が体を起こすと、隣ではまだ美影が寝ていた。俺は、美影を起こさないように静かに寝室を出ようとした。
「…おはよう」
眠そうな目を擦りながら、そう言って美影は布団から出た。そして、伸びをする。
「おはよう。美影に深冬、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
俺は、美影に微笑みながら言う。
「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
美影は、俺に頭を下げた。そして、静かに寝室を出ていく。俺は、その間に私服に着替えて荷物をまとめると居間に向かった。
今日は、俺たちが街に帰る日なのだ(といっても1泊2日だけだが)。