星と太陽に魔法の歌を
(…早く手がかりを…手がかりを見つけないと…っ!)
黒髪の少女は、空を見上げながら思った。顔には出さないが焦っている彼女に金髪の少女が寄りかかった。
「焦ったらダメだよ、お姉ちゃん。少しずつだけど、進んでいるんだからさ」
金髪の少女がひまわりのような眩しい笑顔を見せ、黒髪の少女に話しかけた。
「…うん。そうだね」
彼女の元に1匹の黒猫が寄りかかった。その猫は、2人にとある報告をすると、すぐにその場を去った。
(良かった…1つだけでも手がかりを見つけることが出来た…)
2人は、顔を見合わせて微笑んだ。