星と太陽に魔法の歌を
「…ねぇ」
「何?」
少年と黒髪の少女は、縁側に腰掛けて座っている。風が吹き、少年が着ている和服が揺れた。
「……もし、『あの封印』が解けた時には君に任せても良い?」
「…良いよ。」
「ありがとう」
少年はふわりと笑い、立ち上がった。黒髪の少女は、彼の姿を悲しげに見つめている。少年は、ハッとした顔で黒髪の少女を振り向いた。
「…あ、言い忘れてた。今から約18年後、僕と彼の身に変化が起こるであろう…その時は――」
黒髪の少女は、目を見開いて少年を見つめた。少年は、何かを知っているかのように話したからだ。