星と太陽に魔法の歌を
僕が目を覚ますと、僕は布団で横になっていた。
…あれ?さっきのは、夢だったの?
僕は、さっきの夢を思い出していた。布団から出ると、昨日と同じように身支度を整える。
そして、魔法学校へと向かった。その途中、朔さんと望さん、若竹さんと会った僕は魔法学校の屋上へと移動する。
屋上には、もう深冬や千晴、琥白たちが揃っていた。
「……不思議な夢を見たんだけど」
僕は、皆に見た夢の話をした。それを聞いた朔さんと望さんは、真剣な顔で顔を見合わせた。
「もしかしたら…その夢の中にいる美影くんは、美影くん自身の魂だと思う。英太くんの体の中で深い眠りに付いているんだろうね」
「え…?」と朔さんと望さんを覗いたその場にいた全員が声を揃えて首を傾げた。そして、深冬が理解をした顔を見せた。
「なるほど…何らかの影響で、英太の魂が美影の体に入り込み、美影の魂はそれを押し出す力に負けて眠ってしまったってことかな?」
そう深冬が言うと、朔さんは「そうだと思う」と言ってうなずいた。
何らかの影響で美影の体に入り込み…か。僕が命を落とした時に美影の中に入っちゃったのかも。
「…英太くん。その美影を起こしたら元に戻れると思うよ」
朔さんがそう言った瞬間、僕は深い眠りに落ちた。