星と太陽に魔法の歌を
ここは交番の裏の道。この道は、地元の人が良く通っている道(と言っても細いが)。警察官もそのことを分かっているので、時折「気を付けて行きなさいよ!」と声をかけてくれる(俺も声をかけられる1人)。この道は、引っ越したばかりの人たちは普通に通っていい事を知らない…らしい。
交番の裏にある道で叫んでいたら、警察官の誰かが気が付くだろう。そう思い、俺はわざと交番の近くまで後ずさったのだ。
太郎くんの母親は警察官に連れて行かれ、俺と太郎くんも警察官に連れられ、交番に入った。
「久しぶりの交番だ~」
俺が小学生の頃、良くこの交番に遊びに来ていたのだ(皆、良心的で俺と遊んでくれるから)。
「千晴くん…あれ、怖かったの?」
交番にあるイスに太郎くんと一緒に腰掛けていると、1人の警察官が近寄ってきた。
「まさか…怖いわけ無いじゃん。俺、演技なら得意だよ」
俺は、悪魔のような笑みを浮かべた。警察官は、いつものように呆れ顔を見せる。
「だよね…」
「あ、太郎くん…あんな事をさせてごめんね?怖かったろ?」
俺は、太郎くんの頭を撫でた。太郎くんは、恥ずかしそうに俯きながら「こ、怖くねぇよ!」と言った。
交番の裏にある道で叫んでいたら、警察官の誰かが気が付くだろう。そう思い、俺はわざと交番の近くまで後ずさったのだ。
太郎くんの母親は警察官に連れて行かれ、俺と太郎くんも警察官に連れられ、交番に入った。
「久しぶりの交番だ~」
俺が小学生の頃、良くこの交番に遊びに来ていたのだ(皆、良心的で俺と遊んでくれるから)。
「千晴くん…あれ、怖かったの?」
交番にあるイスに太郎くんと一緒に腰掛けていると、1人の警察官が近寄ってきた。
「まさか…怖いわけ無いじゃん。俺、演技なら得意だよ」
俺は、悪魔のような笑みを浮かべた。警察官は、いつものように呆れ顔を見せる。
「だよね…」
「あ、太郎くん…あんな事をさせてごめんね?怖かったろ?」
俺は、太郎くんの頭を撫でた。太郎くんは、恥ずかしそうに俯きながら「こ、怖くねぇよ!」と言った。