笑って
『次は戸波~戸波です』
ここは星見駅から2つ先の駅で夏には特に海水浴場利用者がよく利用する。
電車の扉が開いた。
(ドタバタドタバタ、タッタッタッ)
誰かの走る音だろうか、どんどんその音が差し迫ってくる。
息を切らしながら、電車内でその音は止んだ。
音の正体をしるべくドアの方へ目を向けた瞬間__________ 。
俺は息を呑んだ
低身長で小柄セミロングの茶色いサラッサラっの髪にくりっとした目。同じ立川高なのだろうか。制服についている校章が同じだ。
とにかく
「かわいい........」
それが第一印象。
その子はちょこんと、俺とは反対側の隅っこに座った。
それからというもの、終始ちらちらその子を目で追ってしまった
『俺ストーカーみたいじゃん』