君が見つめる景色に。
親友と初恋

「 私、結(ユイ)くんのこと好きみたい、、 」

顔を真っ赤にしてあたしにそう告げる大好きな親友、朝比奈望央(アサヒナ ミオ)。

一方、口をあんぐり開けたまま声を出せずにいるあたし、近藤美津(コンドウ ミツ)。

ううううううそだっっ、、
だってだって望央だよ!?!?

「 うっ、嘘だ嘘だ、望央が初恋デビュー!?!?」

親友と言う立場からいえば、まずはおめでとうと言うべきだった。

…というのは分かっているんだけど。

「 そんなに驚くこと〜?? 」

「 だっ、だってだって! 」

望央は、小さい頃から透き通るような白い肌に、ふわふわの髪の毛、それに大きな目を持つ、とても可愛い子だった。

誰もが羨むような容姿を持つ望央は、生まれてから16年間、誰に告白されてもまるで興味なしだった。

恋愛なんて興味ない、私は美津がいればそれでいいってつい最近まで言ってた望央が!!

初恋だって!!!?!!?(大事件)

しかも相手は、、、

結斗(ユイト)、、、

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