果てしない運命の先に

過去の出来事

私には半年前まで付き合っている人がいた。
彼のことは本当に好きだった。
カッコ良くておしゃれで、優しくて、
憧れでもあった。

私は周りに知られたくなかったから、
付き合っていることは秘密にしてた。
たとえ、幼馴染である2人にも。

でもマヤは、なんとなく気づいてたみたい。
あの日、雨が降っている中ずぶ濡れでベンチに座っていた
私を見つけて、駆けつけてくれた。
『辛かったね。』
そう言って何度も背中をさすってくれた。
それにどれだけ感謝したことか…。

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