果てしない運命の先に
こんなこと、2人のときはしてなかった。
それに、今回は待ち時間が長い。
その時間が長くなっていく度に、私の不安は膨らんでいった。

すると、やっと占い師さんは水晶玉から目線をはずして
私を見た。
なんだか…雰囲気が違う。
さっきの雰囲気よりもずっと、どんよりした感じがする。
彼女はやっと口を開いた。

「あなたの運命は、もうすぐで変わる。今この瞬間から
それはもうそれは始まっている。」

…?どういうことだろ。私には理解できなかった。

「そしてあなたたちは、伝説をつくる。この星の最初で
最後の伝説を。」

ますます理解できなかった。
隣にいる2人もやはり分かっていないだろうな。
キョトンとしてるから。
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