果てしない運命の先に
土曜日の今日、三連休の為大量に出された宿題を残してまで
3人で出かけに来た理由は、
最近建ったばかりの占いの館で占ってもらうためである。

すでにここを訪れた人の話では、相当当たるらしい!
…そんなことを嗅ぎつけた私たちは、
今の状態に至るわけである。


占いの館はふつうの民家だった。
ちょっとした驚きとともにドアを開ける。
入ってすぐのところに占い師さんが座っていた。

「いらっしゃい」
そう言って微笑む占い師さんを見て、きっと私たち3人で
同じことを思ったに違いない。

ーしわしわのお婆さんじゃない!!!
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