Diary




お母さんも依利のお父さんも働いてるから二人が帰ってくるまでは、依利と私だけ。


でも顔合わせるのが気まづいからなかなか部屋から出られない。


そーっと壁に近寄って耳を当ててみる。


あ、音楽が聞こえる。
ってことは、今なら部屋出ても大丈夫だな。


私は足音をなるべく立てないようにして部屋から出た。



「はぁ、しんどいなぁ」


水を一杯飲んでソファーに寝転ぶ。


「好き……」


こんなに辛いなら好きにならなきゃよかった。


なんだか眠たい。


この家気をはらなきゃいけないからつかれるよ…。


30分だけ寝よう。


「ふぁぁ…」


おやすみなさい。




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