Diary
お昼休み、お弁当を食べ終わりゆっくりと教室に向かっていると前方から全速力で走ってくる茶髪の男子が見えた。
『待てコラ高瀬!!』
「やっべ」
どうやら1年の学年主任に追いかけられているよう。
ドンマイと思いながらそのまま歩いていると、
「ちょっとそこのキミどいてー!!」
え。
「わ、あぶな...っ」
いつの間にかすぐそこに茶髪が見えた。
狭い廊下のせいか彼と肩がぶつかり床に倒れ込む。
「ごめん!大丈夫?」
『おい高瀬ぇ!そこで止まってろよ!!』
「やっべ。ちょっとごめん一緒に来て!」
焦った声と共にふわっと浮き上がった私の身体。
あぁぁどうなってるのこれ。