Diary



「菜穂、いる?」


中からの返事はない。


「入るよ?」


あれ、菜穂が姿がない。

リビングかな。


「菜穂……あ。寝てる」


リビングの扉を開けるとソファーで気持ちよさそうに寝ている菜穂がいた。


「ねぇ、風邪ひくよ」


肩を揺すってみたけど起きる気配なし。


「人の気も知らないで無防備に寝ちゃってさ。菜穂のばか」


なんだか無性に触れたくなる。

だってさ?
好きな子が今目の前で寝てるんだよ?

なに、襲ってくださいってことなの?


「頼むから理性保たせてよ…」





依利saidおわり
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