Diary


「なんでそんな嫌そうな顔してんの。
2年に可愛い先輩がいるって1年の間で噂になってるのに」


「はい?誰が可愛いって?」


「うん、菜穂ちゃんだね」


「それ絶対人違い。125%」


「なにその半端な数字」


「それくらいありえないってこと」


「まぁ信じないなら別にいいけどさ、そろそろ昼休み終わるけどいいの?あ、一緒にサボる?」


「うわっ、ほんとだあと5分で授業始まるじゃん」


せっかくの昼休みが...。

この茶髪くんと話してたからゆっくりできなかった。



「じゃあね茶髪くん」


「まって俺も行く!」


私はなぜか茶髪くんと並んで廊下を走ってギリギリで教室に着いた。


「間に合って良かったね!じゃあね菜穂ちゃん!」


「もう来ないでねー、ばいばい」


ふう、久しぶりに走って疲れた。


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