青春を捧げた高校生達
1.

見た目の話

『え!君があの聖 陽介(ひじり ようすけ)!?!?俺、佐藤 秀星(さとう しゅうせい)!よろしく!』

高校一年生の春、一学期。
彼はすでに学校の有名人だったら、聖 陽介。
だれも彼には敵わない。

秀星が彼の頭にぽん、と手を乗せた。
バシッとその瞬間に聖は手を振り払った。
『触んな。』

その鋭さに秀星は固まった。
彼はいつでも強さにこだわった。
最強にこだわった。


中学生の時から市内で1番荒れてる翔洋中(しょうようちゅう)のトップ4のうちの1人。
市では有名人だった。
問題ばかり起こすハデな性格だが、成績優秀。運動神経抜群。おまけにルックスも良い。
ストレートな綺麗な黒髪も、 綺麗な肌も、緑のかかったとても綺麗な形の目も。高身長で大人びた雰囲気。
そのかっこよさは他の中学にまで伝わるほど。高校に入っても容姿で女を惹きつけ、強さで男
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