俺の物語
親父が死ぬ前まで乗っていたバイクに跨り、
学校に向かうのが日常だ。
ただ先生に見つかると色々めんどくさいから、
学校近所にあるバイト先にいつも停めさせてもらってる。

ブーンブーン、、

俺のバイト先は少し変わっている、
普通ならまず知ることもないし、
耳にする機会も恐くないだろうけど、
俺は薬の密売、闇金の債権回収、
汚い事を生業としてる。

一言で言えば犯罪集団の中のバイトの1人だ。

ブーンブーン、、

事務所に着いてとりあえず挨拶だけするか、、
そう思って事務所内に入った。

「おう、夏希か!今日もバイク通学か?」

事務所に入って気安く話し掛けてくるこの人は、
元ヤクザの俊明だ。

「あぁ、、そうだけど、、じゃあまた。」

「つれねーなー!たまにはJKでも抱きてーわ!」

「ゲス野郎だな、、あんた。」

それだけ言って俺は事務所を後にした。
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