俺の物語
千葉にある某霊園に俺の両親の墓がある。
ここに来るのはもう5年振りか、、

「夏希?どうかした?」

「イヤ、、何もねーよ。」

俺は親父や母さんの死を許せてんだろうか?
俺を置いて死んで行ったこの2人を許せるのか?

~回想~

俺の親父は警察官だった。
階級は警部。
詳しくは知らないが親父の同僚の話だと
叩き上げのデカだったらしい。

親父は数々の事件に携わり、
その度に必ず解決していた。
上司や後輩にも愛され、
人徳に恵まれていた。

親父の才能も大したもんだと思う、
頭脳明晰、武術も達人並にできると来た。
非の付けどこなんて何処にも無かった。
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