恋のはじまりは突然に
その日の夜、清美から連絡があった。
『ねぇ、あんたたちどうなってるの』
「それはこっちだって聞きたいんだよ?奏多さんと勝手に居なくなってさ、どういうことよ」
清美からの質問を質問で返すと、分かりやすいくらいアタフタしていた。
『だ、だって……奏多さんめっちゃタイプだったんだもん』
「だったんだもん、って。だとしても、居なくなるなら言ってよー。トイレから帰ってきたら二人ともいないんだもん」
『ごめんごめん!でも結奈もいい感じだったからさぁ〜』
まぁ、あれがあったから私は蓮司さんの家に行って、そこで恋に落ちたんだけどね。
「で?奏多さんとは付き合ってるの?」
『まさか!さっきの奏多さんの態度見てたでしょー?好かれてる感ないよ……』
「そうかなー?でも嫌だったらゴハン行かないでしょー」
『そうだけど……』
清美は、本当に奏多さんが好きなんだね。電話越しからでも伝わってくるよ。
私も蓮司さんのことが好きだから、清美の気持ちがすごく良く分かる。
「告白しないの?」
『っ、しないよ。したってフラれるの分かってるのに……』
「私は、したよ」
『えっ……それ、本当?』
ビックリするよね。そりゃそうだよね。私、あの時まったく蓮司さんに興味もなかったし、私から告白するなんて清美には信じられないだろうからね。
『ねぇ、あんたたちどうなってるの』
「それはこっちだって聞きたいんだよ?奏多さんと勝手に居なくなってさ、どういうことよ」
清美からの質問を質問で返すと、分かりやすいくらいアタフタしていた。
『だ、だって……奏多さんめっちゃタイプだったんだもん』
「だったんだもん、って。だとしても、居なくなるなら言ってよー。トイレから帰ってきたら二人ともいないんだもん」
『ごめんごめん!でも結奈もいい感じだったからさぁ〜』
まぁ、あれがあったから私は蓮司さんの家に行って、そこで恋に落ちたんだけどね。
「で?奏多さんとは付き合ってるの?」
『まさか!さっきの奏多さんの態度見てたでしょー?好かれてる感ないよ……』
「そうかなー?でも嫌だったらゴハン行かないでしょー」
『そうだけど……』
清美は、本当に奏多さんが好きなんだね。電話越しからでも伝わってくるよ。
私も蓮司さんのことが好きだから、清美の気持ちがすごく良く分かる。
「告白しないの?」
『っ、しないよ。したってフラれるの分かってるのに……』
「私は、したよ」
『えっ……それ、本当?』
ビックリするよね。そりゃそうだよね。私、あの時まったく蓮司さんに興味もなかったし、私から告白するなんて清美には信じられないだろうからね。