恋のはじまりは突然に
まだ一緒にいたいです
「TATSUMI美味しかったですね!」
「気に入ったか?また連れて来てやるよ」
「はい、楽しみにしてます」
帰りのタクシーの中で、パスタとスープが美味しかったのを思い出し、それを蓮司さんに伝えると、また連れて行ってくれると約束をしてくれて、本当に付き合うことになったんだぁと改めて実感した。
蓮司さんの家に着き、あの時以来の彼の部屋。
その部屋に入ると、一瞬で分かった。
希望ちゃんのものが一つもなかった。
取りに来たんだから当たり前なんだろうけど……。
「今、飲み物持って行くからソファーにでも座っとけ」
「あ、はい」
そう言われて座ろうとした時、前にあった写真立てがないのに気付き、これも片付けたんだなぁと、なくなった場所をボーっと見ていた。
「なにボーっと突っ立ってんだよ」
「え?あ、いえ、何でも……」
そう言うと蓮司さんは持っていたカップを二つテーブルに置くと、短く息を吐いた。
「気に入ったか?また連れて来てやるよ」
「はい、楽しみにしてます」
帰りのタクシーの中で、パスタとスープが美味しかったのを思い出し、それを蓮司さんに伝えると、また連れて行ってくれると約束をしてくれて、本当に付き合うことになったんだぁと改めて実感した。
蓮司さんの家に着き、あの時以来の彼の部屋。
その部屋に入ると、一瞬で分かった。
希望ちゃんのものが一つもなかった。
取りに来たんだから当たり前なんだろうけど……。
「今、飲み物持って行くからソファーにでも座っとけ」
「あ、はい」
そう言われて座ろうとした時、前にあった写真立てがないのに気付き、これも片付けたんだなぁと、なくなった場所をボーっと見ていた。
「なにボーっと突っ立ってんだよ」
「え?あ、いえ、何でも……」
そう言うと蓮司さんは持っていたカップを二つテーブルに置くと、短く息を吐いた。