こじらせすぎた恋心をチョコにのせて。
この流れからユウキに渡せるわけがない。次の機会にしようとそれから何度かチャレンジしたが渡す勇気が出ず、帰る時間に。靴を取り替えていると後ろからアイツの声が。
「渡さねぇの?」
「えっ!ま、まだっ」
「…ふーん」
そう言って先に行ってしまったユウキを追いかけていくと、あらゆる女子に「渡してください!」とたくさんのチョコを渡され、いっぱいのチョコを抱えながらやっとユウキに追いついたがこの姿じゃ渡せない。