こじらせすぎた恋心をチョコにのせて。
心が折れた私は自分の部屋でユウキのために作ったチョコを食べていた。みじめだな、私。
ピコン、スマホが鳴る。
『渡せた?チョコ』
なんでそんなこと聞いてくんの?でも、気にしてくれてるんだって嬉しくなる私の方がもっとバカ。うぅ…泣くな私…。
涙で視界をにじませながら文章を打った。
「ううん。でも来年がんばるよ!」
『そっ。』
来年は無いと思う。一生幼なじみでいる方が幸せなのかな。きっとそうだ…。