こじらせすぎた恋心をチョコにのせて。
翌朝、家を出たらいつもいるアイツの姿がなかった。風邪かな?そういう場合は連絡があるはずなのに何も連絡はない。ユウキの家へ行きインターホンを押すとお母さんが出た。
『あら、どうしたの?』
「あのユウキは?」
『ユウキ?ユウキならもう出て行ったよ。あれ、いなかった?』
「は、はい…」
置いていかれた…?別に約束してたわけじゃないし…別にいいんだけど…べつに…。
教室に行くといつもと変わらないユウキが座っていた。あ、私嫌われたんだ…。泣きそうになるのを我慢して私は席に座った。