ノンフィクションにご注意を
先程の知早の様にサラッと言う時雨たが、そんな簡単にはいかないんだ。


確かに知早の言う通りオレがボンヤリしてるのは、学校でも家でも溝渕と一緒だから。


『許斐君、ご飯出来たよ』


『お風呂お先に失礼しましたーー』


学校ではともかく家ではやっぱり無防備な溝渕を見る度心が揺れて、ついに風呂上がり姿を見た時はこっちまで熱くなったし。


その影響が学校でも出てきて、こうなってるワケだが……恋愛より家族を選んだのに、今更………


『お前のその2つの我慢は、一体いつまで持つのかなぁ~~~?』


「ハッ……?お前マジで何言ってんだ?」
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