ノンフィクションにご注意を
今の私の視界に映っているのは、中学校入学時からカッコイイと女子に言われていた許斐君のアップ。


彼の後ろには天井があって、腕は私の頭の左右に突き立てられている。


推測通り私はベッドに腰掛けそのまま上半身を倒した様な格好で寝ていて、許斐君はそんな私を押し倒している状態。


「えっ?ええっ!?」


何がどうなっているのかパニックになりながらも、状況を整理した。


えっと…私が転びそうになった時許斐君が私に腕を伸ばしてたよ、ね……?


でも支え切る事が出来ずに2人で一緒にベッドに倒れ込んじゃって、こんな体勢になっちゃった?
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