ノンフィクションにご注意を
あの状況で溝渕がオレの手掴んでなかったら、オレヤバかったかもしれない。


でも――――…溝渕、テレてたよな……?


アニメやゲームに関心メーターが傾いてるから、てっきりああいうシチュエーションになってもひたすらハテナ飛ばしてそうなイメージなのに。


やっぱり今時の女子中学生って事か?それだったらちゃんとアタックしたら、振り向いて………?


「あーもーー…やめやめっ!」


抱(いだ)いてはいけない期待を持ってしまいそうになって、布団に潜り込んだ。


もう諦めるって決めたのに、変な期待するなオレ。そんなの『無意味』なんだから。
< 144 / 314 >

この作品をシェア

pagetop