ノンフィクションにご注意を
「とりあえずご飯食べるか……」


沈みそうになる心を浮上させる為栄養を摂ろうと、オレは体を起こした。


冷蔵庫を開けると、中にはラップがかけられた目玉焼きやソーセージが乗った皿が2枚。


片方はオレので、もう片方は溝渕のだよな。


味噌汁は鍋にあるって芙美さん言ってたし、温め直さなきゃ………


「あっ…」


「えっ?」


パタンと冷蔵庫を閉めたと同時に、左側から声がする。


そちらに目線を向けるとまだ寝間着のスウェットのオレとは違い、きちんと着替えた溝渕が立っていた。


「こっ、許斐君おはよう……///」


「っ」
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