ノンフィクションにご注意を
出来る限りナチュラルに出て来たつもりだったけど、誤魔化せたかな……?


いや、挨拶されてからろくに目合わそうとしなかったんだ。


幾らオレの恋心に全く気がつかない鈍感ちゃんだからって、何か避けられた…?とは察知しているハズ。


「あぁ~~~…オレ本当に何やってんだか……」


自分勝手さに嫌気がさして、道端の石ころを蹴っ飛ばした。


昨日あんな事になったのは、オレの理性の弱さが原因なのに…溝渕によそよそしい態度をとってしまうなんて。


でも溝渕も溝渕だ。アイツの無防備っプリは最早わざとなんじゃないかと疑いたくなるレベルだ。
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