ノンフィクションにご注意を
「ちょっ、ええっ!?許斐君何して………」


ワーーーッ!ワーーーッ!!


学年でもベスト5に入る美少年が、なぜか私の前髪をとかしてる…っ!!


何、この状況!?


「んっ……これでいいだろう」


急な出来事に戸惑う私に対して至って普通の許斐君は、櫛を置くと満足気に微笑む。


「溝渕、鏡見てみ」


「んっ?」


促されて鏡を見てみると、私の前髪はヘアピン2本で×印を画く様に留められていた。


ヘアピンはどっちもオレンジ色で、黄色のジルコニアストーンが1つずつ付いており、それがワンポイントとなっててカワイイヘアピンズ。
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