ノンフィクションにご注意を
なんだったんだと思いつつポテサラを口に運んでると、生駒君に話しかけられる。


「うん、上手くいってるよ。このまま順調に入籍までいけばいいな」


今ここにいるメンバーは全員溝渕家と許斐家の事情を知ってるので、極自然に答えた。


しかし…肯定的な返事をしたハズが、生駒君は一瞬何とも言えなさそうな表情をしてから「そう…」と零す。


その姿はまるで私達4人のお試し同居が上手くいくのを、素直に喜べない……そういった印象を受けた。


「生駒君、私と許斐君の同居…」


「あーー、にしても礼於遅いよなぁ。もう昼休み終わっちゃいそうだぞ!」
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