ノンフィクションにご注意を
生駒君は私とお母さんと許斐君と巌さんが一緒に暮らす事に、実は納得してないの…?


直接彼に疑問をぶつけようとしたが、表君が急に声を張り上げて失敗。


「確かに遅いね許斐君。このままだと彼お弁当大半残す事になっちゃうよ」


ららが後を続け、私も中庭から見える校舎にくっついた時計に視線を向けた。


実は最初は許斐君も含めた6人でご飯食べてたんだけど……途中で先生に呼び出されちゃったんだよね。


『委員会の事で話がある』と言う先生にブツブツ言いながら消えた許斐君は、あれから結構経ってもまだ戻って来ない。


「…あっ………!!」
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