ノンフィクションにご注意を
「自分の恋心に気づいてからは、それなりにお前にアピールしてたんだぜ?なのにお前ときたら全く気づかないし――――…これはもっと強気に行こうと決意した矢先に、親父と芙美さんの交際が発覚した」
「許斐君……」
「溝渕と兄妹になるって言われて……法律で再婚での兄妹の結婚は認められてるって知ってたけど、親父達の幸せとか色々考えて諦めようとしたんだよ」
スッ…と、溝渕の茶色の髪を一房摘まむ。
「でもムリだった。何度も何度も忘れろ、家族になるんだぞって言い聞かせたのに、家でまでお前と一緒になって………想いは強まっていくばかりだった」
「許斐君……」
「溝渕と兄妹になるって言われて……法律で再婚での兄妹の結婚は認められてるって知ってたけど、親父達の幸せとか色々考えて諦めようとしたんだよ」
スッ…と、溝渕の茶色の髪を一房摘まむ。
「でもムリだった。何度も何度も忘れろ、家族になるんだぞって言い聞かせたのに、家でまでお前と一緒になって………想いは強まっていくばかりだった」