ノンフィクションにご注意を
それでも"今頃溝渕キッチンで何作ってんのかなぁ…"とか考えちゃったりしてたのに、一晩2人っきりはヤバイって!


ダラダラ冷や汗を流しつつ震える声で提案したけど、未来の義母は首をフリフリ。


「こんな時間だし、今回の件の担当者の1人は私だからね…もしもっと帰りが遅くなっても、2人共きちんと起きて学校行けるわよね?じゃあ行ってきます!」


「あっ、芙美さん!?」


「お母さん!」


腕時計に目線をやると、パタパタと出て行ってしまった。


リビングに取り残されたオレと溝渕は、暫し呆然と立ち尽くす。


「あの…許斐君………」
< 267 / 314 >

この作品をシェア

pagetop